世界遺産と沖縄旅行の話
この記事は サステナブルなぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2023 の為に書いたものです。
はじめに
2021年には↓のように資格ジャンキーみたいなことをしている僕ですが、 yaox.hatenadiary.jp
2022年では日記にも触れなかった通り、あまり資格勉強をしてこなかったです。
というか、勉強自体をあまりしなかったなぁ、という反省がありました。
これには、資格試験をとるインセンティブが職場での報奨金が出る半面、
色々取った結果として取れそうな or 興味がある方向の資格がだいぶ枯渇していた、という背景があります。
2023年は個人的には、報奨金とか関係なしに自分が興味のあるお勉強をしてみよう。と思った年でした。
今回は、そんななかで受けてみた世界遺産検定についての話だったり、
沖縄で実物を見に行ったりしてみたので話をしてみようと思います。
世界遺産検定との出会い
世界遺産検定という検定があることは、昔からよく見ているクイズノックを通じて知っていました。
僕は去年の記事でSFC修行をしたりとか、そもそも旅行(特に海外)は結構好きな方だと思っています。
ただ、旅行が結構好きと思う一方で「次に旅行でどこ行きたい?」っていわれたら割と答えられなかったりするので、
世界遺産を学ぶことで行先の候補が浮かんだり、ここで勉強した知識があれば旅行がもっと楽しくなるのでは? と思いました*1。
そもそも社会科に分類される科目は結構な苦手意識があり、
世界の国の場所とか(日本世界両方)歴史とかの知識も乏しいのも個人的課題認識にあったりもし。
加えて、ちょうど今年の3月にテキストが刷新されるという話もあったのも後押しになました。
てなわけで、とりあえず雑に買って読んでみるか、という所から勉強が始まりました。
世界遺産検定の勉強~合格するまで
4級
とりあえず4級のテキストを買ってみました
4級の試験範囲は日本の世界遺産25か所+主要な世界遺産32か所だそうです。
僕はそもそも日本の世界遺産25か所を把握していなかったレベルだったため、読み物としても結構面白かったです。
一番最初に出てくる知床の時点で「これ世界遺産(自然遺産)なんだ…」って感じでしたしね。
一通り読み終えてから、一緒に買っておいた過去問をチェック。
…
……
………
割と余裕かもしれん。
と、なりました。
個人的には、雑な日本史知識と日本地理知識と読みたてほやほや世界遺産知識があれば、割かし余裕そうです。
と行うわけで、予定を変更し、3級に焦点を定めてみます。
3級
テキストを買いました
範囲は日本の世界遺産25か所+世界の世界遺産100か所だそうです。増えましたね。
一通り読んでから過去問を解き
「こりゃ勉強しないと解けないな」という手ごたえをつかんだため、ちゃんと勉強することにしました。
具体的には、教科書を二周すると同時に、
巻末にある地図を用いて場所から世界遺産名をあてるゲームをしたり、
最後の索引にある用語からその言葉が何を指し示すものなのかを思い出すゲームをしたりして勉強しました。
受験~合格
世界遺産検定3級の受験はパソコン受験なので、割と軽い気持ちで申し込めました。
サクッと合格、ヨシ!
というわけで、世界遺産検定3級を取りました。
世界遺産と沖縄旅行
あまわりパークとのであい
さて、そんな感じで世界遺産について少しだけお勉強をしたわけですが、
それはそれとして、去年さんざん羽田~沖縄を往復したけど沖縄堪能してなくない?という思いから、沖縄旅行を考え始めました。
そうしてぼんやり沖縄の旅行を考えていると見つけたのがこちら。
世界遺産のお勉強をした結果としてあまわりパークなる施設が最近できたという話が、
個人的にめちゃくちゃツボってしまったんですね。
僕は世界遺産検定の勉強をするまで、あまわりのことを知りませんでした。
世界遺産4級のテキストにて、世界遺産「琉球王国及び関連遺産群」の説明には、以下のような記述があります。
中山王の重臣でのちに王から謀反を疑われて自害した護佐丸(ごさまる)の居城であった中城(なかぐすく)城跡、その護佐丸と対立して最後まで琉球王国に抵抗した阿麻和利(あまわり)の居城であった勝連城跡など、…
というわけで、あまわりは琉球王国が統一される前に抵抗した人、みたいな紹介でした。
3級のテキストになるとさらに説明が省略されていて
12~13世紀に気づかれたとされる阿麻和利(あまわり)が居城とした勝連城跡が登録されている
と書かれてるだけです。何もわかりませんね。
ちなみに、勉強の時に頑張ってぐぐって調べたりもしたんですが、
勝連城跡と一緒に名前が出てくる・琉球王国統一の際に倒された方の人、以上には割と何もわかりません。
一応は検定的に問われそうなする人名だから一応は覚えたんですけど、
説明のされ方的にもパックンフラワーくらいのキャラ認識だし、割とよくわからんな…と思ってた人だったため、
施設の名前などで大々的にアピールされるのはかなり予想外でした。
行くしかねぇ。教えてもらおうじゃないか、阿麻和利(あまわり)のことを。
というわけで沖縄旅行はあまわりパークにもいくプランで計画を立てました。
あまわりパークに行ってみて
と、言うわけで行ってきました。
あまわりパークと勝連城跡の入場券がセットで変えて、
あまわりパークであまわりに関する説明とかムービーとかを見ることができて、
知識を深めて勝連城跡を見て回れる…みたいな感じです(土日だと舞台とかもやってそうですが、曜日が違ったので残念)。
ちょうど僕が見たときのムービーは、あまわりの奥さんの話でした。
あまわりの奥さんは右から二番目、「ももとふみあがり」さんだそうです!!
名前のインパクトが凄すぎてめっちゃ覚えました。名前だけ。
政略結婚みがあったり親族関係が入り組んでたりするのはあるあるだなぁ、というお気持ち。
ちなみに漢字は百十踏揚と百度踏揚の二種類が混在してましたが、
沖縄の知り合いにその話をしたら、そもそも当て字だからしょうがないね…って言われました。納得みある。
そんなこんなで展示物も一通り見てきてあまわりについて分かったをまとめると
- 阿麻和利は勢力拡大を目的として首里王府に侵攻したけど王府軍に敗北した。いわば逆臣として知られている。
- ただ、琉球最後の歌謡集では勝連の繁栄や阿麻和利をたたえた詩が多い。
- 逆臣ではあったけど、地元の人から見たら阿麻和利って英雄だったんじゃね?
- 現代版組踊?の演目として地元の中高生ではよく知られてるっぽい www.amawari.com
みたいな話だと思われます。これ以上はわからん。
その後、勝連城ものぼってみましたが、お城や周辺の景色はきれいでした。
おまけ
当初予定にはなかったんですけど、
午前中に美ら海水族館をまわった日の昼ごはんで少し美ら海よりも北の方にいったら、目当てのお店の駐車場にたどり着けず、
たまたま近く(徒歩20分ほど)に「琉球王国及び関連遺産群」の構成資産の一つである今帰仁城があったので、
今帰仁城の駐車場に車を止めて見て回ることにしました。
場所しらべてなかったんで「へー、今帰仁城ここにあるんだ」って感じだったんですが、
それはそれとして、徒歩20分の道のりを近いと考えるのは沖縄ではやめましょう。焼け死にます。
おわりに
世界遺産検定を受けたことで当初目的通り、旅行の行先とか考える所の候補が広がって楽しかったです。
ちなみに世界の遺産で行ってみたいのはベネチアなんですけど、
オーバーツーリズム(観光公害)で危機遺産登録が議論されてたり
入場料取られたりしだしてるので行きたいような行っていいのか悩むような…でちょっともにょってたりする。
jp.reuters.com
*1:ちなみに、今回のアドベントカレンダー1日目の nbisco 氏の記事 にて
「10:08 に紀元前のイランの浮彫」と写真があがってる、イランの世界遺産であるペルセポリスの構成資産の一つなので、勉強の中で見覚えがありました。
夏ごろに試験を受けてから時間が経ってたので名前は出てこなかったのが悔やまれますが、
去年にこの記事をみていたら何も思い浮かぶところがなかったという点では勉強してよかったな、と思います。