やおよろず

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今年受けた資格試験を振り返る

この記事は 異世界行ったら本気だすぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2021 の為に書いたものです。

はじめに

僕は IPA の資格は過去にちょこちょこと取得している*1んですが、
2021年はわけあって情報系の資格だけでなくいろいろな資格を受ける機会がありました。

今日は、僕が今年に受けた資格試験について、どんな勉強をしたか、とか、試験の雰囲気とかをゆるく語っていこうと思います。

今年受けた資格試験その1 ~統計検定 2級~

www.toukei-kentei.jp

目標設定とか試験の概要とか

去年の末くらいに受験してみようかと思い立ち、試しに3級の過去問を解いてみたらノー勉強でも受かる感じだった*2ので、
年末年始の休みなども使いつつ2級の勉強して年明けちょっとした頃にチャレンジするか、という軽い感じで勉強を始めました。

統計検定2級は大学基礎科目水準ということで、
一応大学基礎科目で統計の授業は履修したことがあるんですけれど、
もうはるか昔の記憶なのでほとんど覚えてなかったです*3ね。

どんな勉強をしたか

ド定番に教科書を読みました。

改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎

理解に詰まるところがなかったわけではありませんが、おおむねこの教科書を読んで練習問題を解いていれば必要な知識は得られるのではないかと思います。

ただ、一部証明とか説明は以下の本て読んだほうがわかりやすい部分もありました。

統計学入門 (基礎統計学Ⅰ) | 東京大学教養学部統計学教室 |本 | 通販 | Amazon

お守り、くらいの気持ちでこちらの本もあると安心かもしれません。

問題集には特別手を付けず、以下に公式が用意されている過去問のみやりました。

統計検定 2級|統計検定:Japan Statistical Society Certificate

というか、こちらのページの内容は徐々に更新されており、過去の問題まとめ=問題集っぽい雰囲気があります。
受験すると決めたら過去問のpdfだけとりあえず確保しておくとよいかもしれませんね。

受験してみた感想と結果

特定の会場にいってパソコン前でポチポチして試験はおしまいなので受験当日はだいぶお気軽です。
何ならその日のうちに結果がでるのでやきもきしなくて良いですね*4
結局本を読むのにうだうだ時間がかかりましたが、1月中旬ごろには受験して無事に合格できました。

今年受けた資格試験その2 ~ディープラーニング G検定~

www.jdla.org

試験の概要とか前書きとか

ディープラーニングって言葉も概念も知ってるけれどそこまで詳細に語れるほど詳しいわけじゃないんだよな…という中で、
ちょうど日本ディープラーニング協会のやってる資格があるということで受験してみることに。

G検定のGはジェネラリストのGで、ディープラーニングがちがちに実装できます見たいな話ではなく、
ディープラーニングの話ができる人、基礎がわかる人、くらいの立ち位置です。

さらに特徴的な試験の形態として、
この試験は自宅からオンライン受験できることに加え、Google 検索などはやりたい放題できる、という特徴があります。 あとは合格点は不明だけれども自分の合否と合格率はわかる*5という点もなかなか謎めいてますね。

どんな勉強をしたか

教科書読みました。

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト(一般社団法人日本ディープラーニング協会 浅川 伸一 江間 有沙 工藤 郁子 巣籠 悠輔 瀬谷 啓介 松井 孝之 松尾 豊)|翔泳社の本

僕はたぶん初版を読んでると思うので今出てる第二版でどうかはわからないのですが、
G検定らしくというか、内容はかなり概論に特化していて、おもしろいお話を読んでる、くらいの軽快さで読み進められます。
そこまで理解に困ることもなかったです。

あとは以下にある模擬テストも行いました

G検定(AIの検定)模擬テスト – Study-AI

この内容がそのまま実践でも出てくることが多かったので、一度やってみてある程度覚えて置いたり脳内ですぐに思い出せるようにしておくとよいかもしれません。

受験してみた感想と結果

Google 検索やりたい放題ならまぁ余裕でしょ、資格試験の意味とは…? みたいな気持ちでサクッと受験しましたが、
いざやってみると問題数が多いため結構時間がギリギリだったりで戸惑いますね。
覚えてる問題はサクサク答えて次に行き、
わからない問題は検索するか手元の資料を見るか見切りをつけるかを判断早く行う…みたいな要領の良さは必要かもしれません。
それはディープラーニング ジェネラリストの能力ではない気はしますけれど。

3月中旬くらいに受験して無事に合格しました。

今年受けた資格試験その3 ~ビジネス会計検定 3級~

www.b-accounting.jp

試験の概要とか前書きとか

会計検定ということで情報系からはかなり離れるなやつです。貸借対照表とか出てくるやつ。

これ関係の資格では日商簿記のほうが有名な気がするんですが、
日商簿記貸借対照表を書いたりする方なのに対し、ビジネス会計検定は貸借対照表から情報を読み取る方の資格らしいです。
株を少しだけかじってる自分はこれらの情報読み取れると便利かも…と思い、受験することにしました。

もともとは統計検定と同じく2級を受けるつもりでいましたが、
ディープラーニングG検定が終わったころから中だるみしてしまったので、
途中からおとなしくターゲットを 3級に下げて確実性をとることにしました。

どんな勉強をしたか

教科書読みました。教科書読みましたしか言ってないですね僕。

ビジネス会計検定試験公式テキスト3級〔第3版〕 | 大阪商工会議所 |本 | 通販 | Amazon

説明の合間に簡単な例題が入ってきてたりするので少し実践も意識することができたし、
個人的にはそこそことっつきやすかったと思います。

ただこの例題だけだと試験勉強に対しては全然足らなさそうでしたね。

並行して、今回は公式の問題集もやりました。

ビジネス会計検定試験®公式過去問題集3級〔第4版〕 | 大阪商工会議所 |本 | 通販 | Amazon

問題集で実際に問われてるケースをみてから教科書を見直すことで
「うわぁこんなところ聞かれるのか…」って思う点が多かったのがこの試験での特徴でした。
その意味ではこの資格は問題集と教科書セットで取り組むのが割と安パイかなぁ、と思います。

受験してみた感想と結果

マーク式テストで自己採点ができる系という観点ではわりとセンター試験とかを彷彿とさせるかもしれない。
でも問題集を一通りこなしていれば合格ラインは容易かなぁ、という感想です。

10月に受験して無事に合格できました。

今年受けた資格試験その4 ~プロジェクトマネージャ試験~

www.jitec.ipa.go.jp

試験の概要とか前書きとか

情報系資格メンにはおなじみの IPA の 高度情報技術者資格 の一つですね。
ある程度はとっちゃってるので残るものを…という感じでの受験です*6

午前1,2,午後1,2の4種類の試験で合格点をとる必要がありますが、
僕は午前1は免除できるのでその点については触れません。

どんな勉強をしたか

本を買いました。

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2021年版 | ITのプロ46, 三好 康之 | コンピュータ・IT | Kindleストア | Amazon

ただ、この本を買う人は注意しておいた方がよいと思うんですけれど、
この本は教科書という感じではあまりなくて、結構読むのが大変です。

基礎知識説明みたいな章はあるにはあるんですが、説明が過去問の内容をベースに成り立っていることが多く、
ちゃんとやろうとしたら説明ブロックごとに該当の過去問を解いてみてから説明を読む…みたいな手順が必要のように思います。
僕はずぼらなのでとりあえず文章を流し見して、こういう点が問われるんだな…を雰囲気理解した程度。
勉強になったかというと正直微妙です。

あと、この本は基礎知識説明よりも午後2(小論)の対策に力をおいていて、カテゴリ別に問題を並べてどういうことを記述すべきかをまとめてくれています。
しかし、問題文は乗っているけれど解説の多くはネット上のリンクへGO! という形式なので、 パソコンの前で本を広げながらリンク先開くなり、QRコード読み取ってページ見るなりしながら読み進めていくしかありません。全然はかどらない。

途中でいろいろと面倒くさくなったので、解説ページリンク集は自前で作って進めることに。

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午後2対策はとりあえずこれの重要度高いやつを一通り眺めた程度でした。
あとは自分の仕事に当てはめて書こうとしたらどうするか…を妄想するなどを少々。

ぶっちゃけ、プロジェクトマネージャ試験の試験勉強のほとんどは午後2の勉強に費やして終わりでした。

午前2(4択)はみんな大好きな過去問道場を少しやっただけです。
プロジェクトマネージャ過去問道場|プロジェクトマネージャ試験.com

午後1(記述式)対策は…何かしただろうか。
もしかしたら本に載ってる問題ちょっと解いて解説読んだくらいはしたかもしれない。くらいの記憶しかないです。

受験してみた感想と結果

なんとなく受ける前から話には聞いていたのですが、
午前2と午後1はある程度はこれまでに築き上げた業界的常識みたいなものを駆使すればそこまで苦労することはなかったです。

もっとも、やってる当日や結果を見るまでは戦々恐々とするのですけども。
結果的には6割合格点のところ8割は取れる感じでした。

しかし、小論文の最初の小問で余計な情報を書きすぎて文字数削減に時間を費やした結果、
最後まで書ききれないという痛恨のミスをしてしまいました。
書けない題材ではなかったので試験が終わった後はかなりへこみますね…。

結果、小論があと一歩届かず判定(B判定)で全体としては不合格。

結果には納得していますが、今年最後の合格発表だったのでいろいろと閉まらなくて悔しいです。

ただまぁ、対策自体はおおよそ間違ってはいなかっただろうし、
勉強の過程で多少は感じ取れたこともあるので良しとしようかなぁと。

おわりに

というわけで今日は、今年受けた資格試験が3勝1敗だった、という話を一つ一つ振り返る回でした。

振り返ってみると今年はあまり技術感のないブログ3点セットでしたね*7

ただまぁ、ポジティブに考えて…というわけではないのですけれど、
今年は今日の話のように、 昔の自分ならば触れないような領域にいろいろと手を出した一年だった気もするので、
2021年の自分らしい記事の3点セットだったかなぁと思います。

さて、気づけば今年のぴょこりんクラスタアドカレもあと2日ですね。
残りはぴょこりんが綺麗に締めてくれると思いますので後は頼んだ!

*1:ネスペもってるけどネットワークはわからんしDBスペシャリストもってるけどデータベースわからん。一度触れたことはあるし勉強したら初学者よりは呑み込みが早いかも、くらいのステータスに思っている

*2:分散とか平均値の式とかは忘れてたので満点は無理だけど平均とかグラフの知識があれば結構アドがあります

*3:大数の法則とか正規分布とか…わんちゃんベルヌーイ分布の言葉だけは覚えてる程度の実力。説明はできないし問題出されても解けない

*4:ただし合格証は郵送に1か月くらいかかる

*5:ちなみに合格率は結構高めだったはず

*6:プロジェクトマネージャになる気はない…と言いたいところですが、技術一本でバリバリするタイプではなさそうという悟りは開けてきてるので、潰しの選択肢はとっておいて損はない

*7:ネタの案はあるけれど実現しなくて没ったという言い訳はあります